トラウマに苦しむ方を支える方へ
周囲の方はどのように支えればよいのでしょうか?
家族や友人で、事故や事件に巻き込まれてしまった方がいる場合、どのような点に気をつけてささえていけばよいのでしょうか?いくつかポイントをあげておきます。
ショック症状が存在することを理解する。
まず、大きな事故や事件のあとには何かしらの症状がでてくることがある、という事実をまず認めてあげてください。
あなたから見て「大丈夫」に見えることでも、本人のうけている衝撃は思いのほか大きいことがあります。>
本人を無理に元気づけようとしたり、前向きにしようとしない。
回復するのは何よりも本人のペースを尊重することが大切です。
「いつまでもクヨクヨするな」とか「こうゆうふうに考えれば前向きになれる」とかいうふうに周囲が回復をせかしてはいけません。本人の話を聴くときは相手の感じ方や考えを否定しないで聴いてあげてください。
注 ただし「急に痩せてきた」とか「夜眠れていない」など体調不良が長引く場合は別です。かかりつけのお医者さんで結構ですから連れて行ってあげてください。
本人を英雄視したり、腫物扱いしない。
「あれだけの経験を乗り越えたのだからすごい」とか
「この体験にはきっと意味がある」とか
「これだけの体験をしたのだからこれからどんな困難にも立ち向かっていける」などなど・・・
本人の体験を意味づけしたり、逆にあまりに気を遣いすぎるのもよくありません。
たとえば3度のごはんを作ってあげたり、洗濯物をたたんであげたりといった「ささやかな親切」が本人にとって嬉しいかもしれません。
また、支援する家族の方もストレスをため込んでしまったり、疲労が蓄積してきてしまったりするこもあります。
そんな時には心配なことを聞いてもらったり、しんどい思いを話してみたりすることも効果があります。
こころの相談室 りんどう 担当カウンセラー 馬場健一
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